社会福祉士試験対策を始めるとき、まずは自分のペースを把握しよう

先日、社会福祉士国家試験の勉強の仕方を、学生さんにお話しました。

勉強法についてはいろんな話題を耳にするので、戸惑う人もいるかもしれません。いつから勉強を始めるべきか、どんな参考書がいいか、過去問からやるかテキストの復習からがいいか。こういう主張には理由があって、いちいちもっともなので割愛します。学生さんは「納得できるか」「自分に合っているか」という感覚で選べばよいと思います。

それよりも重要なのは、日常でどれだけ「勉強」を繰り返せるのかでしょう。出題基準と過去問はチェックしましたか。範囲が決まっているとはいえ、あまりにも広いのです。嫌になりますよね。だから何度も何度も、日常的に少しずつ取り組まざるを得ない。キーワードは「継続」です。とても地味な話です。

気持ちが盛り上がっているときに「やるぞ!」とスイッチが入るのはいいのですが、国試対策は長距離走ですから息が上がります。一定のペースを保てないと、足が止まるのは明らかです。自分の24時間はもう「荷物」でいっぱいなのだから。

試験対策を始める前に大きな目標(たとえば毎日最低2時間勉強する!)を掲げると、かえってブレーキになることがあります。私も身に覚えがあります。

平坦な道を同じように走り続けていた、気づいたら結構遠いところまで来た、こう思えたら良いですね。たとえば、最初は分厚いワークブックにうんざりしたが、1年経ったら2回は読み通していた。こんな状態を目指したいです。

では、自分のペースはどうやって把握したらいいのか。ランニングと同じく、時間を測って記録しましょう-何時から何時まで、ワークブック共通の何ページと過去問。グローバル定義-。またこの話は書きます

試験対策という長距離を走るために、やるべきことがあります。自分の「等身大」を記録に残しましょう。それが「継続」を助けてくれるはずです。