国試対策の4回目です(引用文献は同じ岡田斗司夫さんの著作)。記録にこだわる勉強法のねらいを確認し、まとめます。
誰もが間違えるのは、「ダイエットは意志力の問題」だと考えることだ。もっと強固な意志をもとう、なんて決心してもダメ!(132ページ)
一番いけないのは「ルールを守れなかったダメな俺」と無用な落ち込みや自己否定をしてしまうことだ。(133ページ)
ムダに意志力を使わないとか、ムダにモチベーションを下げるなと言われて、あなたの気持ちに響くかどうか分かりません。要は「適切な努力」とは、自分の残した記録から「うまくいくように」行動を修正することなのです。
うまくいった実感が持てれば「意志に頼らず記録をとろう」という考え方がすっと入ってくるはずです。
著者の岡田さんは「低カロリーでおいしく食べられるものを、いかに多く手駒として持っているか。これが勝負を分けると思う。」と言います。そして「入ったお店のメニューは、しっかりチェック。コンビニやスーパーの棚も、普段は素通りする棚もまじめにチェックしてみよう。」と呼びかけます。(133ページ)
私はこの文章を、自分にとって有効な勉強法(適した行動をセットにした「テンプレート」)を手に入れようというメッセージだと感じました。空腹時、コンビニに入れば「6Pチーズとサラダチキンとゆで卵(低糖質セット、いま名づけました)」が浮かびます。チェックして良かった食材は記録しないと忘れます。記録の蓄積があってこそ、自分向けに調整されたメニューが分かるのです。
国試対策でも、元気もやる気もあるときの取り組み方と、眠くて仕方がないときのやり方があると思います。自分向けの行動テンプレートを手に入れましょう。
そのためには、自分の記録を手がかりにするしかない。前回記録に残したくないことも書くのは、未来の自分を助けるためなのです。
あとがき
「Study.plus」というアプリを今日知りました。
「記録する」タブ→「新しい教材を登録」を選んで「社会福祉士」と入力すると、国家試験対策で定番の参考文献が網羅されていました。たとえば『ワークブック2019(共通科目編)』は44人が勉強中で、勉強時間のログやコメントを見ることができます。これはいいですね。
6月29日の記事でスプレッドシートの紹介をしましたが、SNSがモチベーションにつながる人は上記のアプリも良さそうです。
いずれ国試対策のつながりで「Taskuma」の紹介をしたいと思っています。