この本は「本当の自分が求める自分らしい人生の目標(p.27)」を自分自身で見つける構成になっています。
私はこう感じました。
本当の自分? 自分らしいとは?
この疑問を「469個の質問集」に答えながら解いていきます。
自分に問いかけ、振り返ることになります。
本書は、「自分らしさを活かして、一生情熱を注ぐことができる目標に生きられたなら、それは人生の成功と言える」ということを基本にしている。(p.13)
本書に書かれていることは、あなた自身の心の底にある「ずっと抱えていた根本的な問題」を解決することになるだろう。(中略)「まるで自分のことが書かれている」という驚きもあるはずだ。(p.14)
- 作者: ケンシェルトン,リチャード・H.モリタ
- 出版社/メーカー: イーハトーヴフロンティア
- 発売日: 2005/10/23
- メディア: 単行本
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筆者は、いろいろな表現で「目標」を説明してくれます。
- 「こうしたい!」という純粋な“思い”が内在するもの(p.55)
- 個人の奥底に秘めた気迫というか、“力”のようなもの(p.56)
- 「自信」という力の根源(p.57)
なかでも私がしっくりきたのは「あきらめきれない(p.57)」でした。
知らず知らずのうちに誰かと比べて抱いた欲なのか、本当の目標なのか、もういまの自分には分からなくなっています。
だから、あきらめきれずに残っているものを手がかりにする。こんな探し方もあるのだと思いました。
筆者の基本的な姿勢は、あなたが「答え」を知っているというものです。言われてみれば当たり前です、自分の目標なのですから。
本書は「こうしなさい」ではなく、「どう生きたいの?」「何がほしいの?」と徹底的にあなたに問い続ける(p.55)
だから読者である私は「自分」を掘り下げるしかない。このプロセスで見つけたことを書き残していきたいと思います。
あとがき
人と比べる「相対的な欲」について、倉園佳三さんのブログをぜひ読んでみてください。