知らない仕事のこだわりを教えてもらうのが楽しい

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先ほど「電車が急停車します」のアナウンスが流れて、キュッと電車が止まりました。「無謀な踏切横断」があったためだとか。

電気が消えた車内で、車掌さんが繰り返し説明します。「現在、車輌の点検が必要な箇所に止まってしまいました」とは、どういう意味だろう。

こういうことのようです。
通り過ぎるには問題ないけど、停止して動き出すには電気が必要になる区間に停車した。一気に負荷がかかると車輌故障の原因になる、だから車内の電気を消しました。

考えたこともありませんでした。線路の区間に、そんな違いがあるなんて。少し電車が動いてから「何号車から電源を取り込めるようになった」と解説があります。よく分からないけど、聞いていて飽きません。何かすごいと思いました。

私は、何も知らないお仕事の話を聞くのが好きです。これまで考えたこともない、私には詳し過ぎる話に込められた「熱」を感じると楽しくなります。
どうしてこのポイントで熱弁を振るってくださるんだろう。分からないだけに、畏敬の念を抱きます。

先日も不動産登記のことで、1/2と書けばいいのか50/100とするべきかを質問したところ、司法書士の方がいきいきと説明してくれました。
私が考えたこともないことに明るく、いきいきと話をしてくださる。自分の触れたことのない世界がたくさんあると実感するとき、嬉しくなります。